クールビズ期間が終わってから、ネクタイを締める人もいればしない人もいて、革靴を履く人もいればスニーカーを履く人もいて。
スーツに関しても、変わらずビシッとフォーマル感のあるものを着る人もいれば、ストレッチ性抜群の化繊スーツの人も。
以前に比べると、ビジネスウェアはだいぶ選択肢が広まったように感じます。
色々な意見があると思いますが、この流れは今後も加速していきます。
「自分だったらコレでいく」という、強制ではなく自分で服装を選択できるようになったのは素敵なことだと思います。
スーツにネクタイに革靴というスタイル、個人的には好きな服装ですが、これだけ多様性を帯びた時代。
一つのスタイルを皆に強制させるのは、そろそろ難しくなってきたのかなと感じます。
ノーネクタイ・スニーカーは目的ではなく手段
ビジネスウェアはカジュアル化し、ビジネスパーソンの服装は多様化しつつあります。
先ほどお伝えしたように「自分はコレでいく」と選択できるようになりつつあるのは、とても素晴らしいことです。
これからは、自分で自分の道を切り開いていく時代ですから、服装についてもそうあっていいと思うのです。
一方、時代や服装が変わっても変わらない価値観もあるような気がします。
それは、いつの時代も人は視覚情報に引っ張られるということ。
平たく言えば、僕ら人間は、警官の制服を着た人を見れば、警官の制服を着た詐欺師であっても「警官の人だ」と思うし、おしゃれをした好みの女性を見れば「かわいいなあ」と思うもの(笑)
モノを買う際も同じで、僕らはパッケージのルックスで、なんとなくよさそうな方を選びます。
そう、内面ってしばらく付き合ってみないとわからないことも多くありますし、味も食べてみないとわからない。
食べ物だっておいしそうだと思えば食べるし、そうでもなさそうであれば注文しません。
じゃあ、食べてもらうのはどうしたらいいかというと、「コレ、おいしそうだなあ…食べてみようかなあ…」なんて思わせる演出が大事なのかなと。
おいしくなさそうであれば、わざわさ注文しようと思わないしリスキーですからね。
これをファッションに置き換えてみます。
例えば、もし僕がビジネスウェアで「自分はこれからノーネクタイ・スニーカースタイルでいく」と選択したとしたら。
そのスタイルなら、自分はどんなジャケットでどんなシャツにパンツがいいんだろう…と、自分が光るノーネクタイ・スニーカースタイルはどんなモノかを模索していくと思います。
ただ、ネクタイ・革靴を外すだけがベストチョイスだとは思いませんので。
で、基本はノータイだけど、例えばちょいお堅めの会社に営業しにいくのであれば、場合によってはネクタイをするなんてパターンも用意しておくかもしれない。
では、もし僕が「いや、あえて今後もスーツにネクタイスタイルで働く」と選択をした場合。
それはそれで、自分がどんなスーツがハマるかを追求しますが、場合によってはネクタイや革靴を履かないコーディネートを考えておくかもしれません。
例えば、「ストレッチジャケットにTシャツ」で働くような社風の会社に営業するとなった時、場合によってはスーツにネクタイよりも、今っぽいノータイスタイルの方が好感を持たれる可能性があるからです。
ファッションって、基本は何を着ようが自由だと思います。
わざわざ人に強制されるものでもないですから。
ただ、お仕事の際は、一緒に働くパートナーやお客さんに心地よく感じてもらうこと、安心してもらうことも心使いの一つだと僕は感じています。
サービス内容もそうですし、働く人の見た目からも安心感を演出できますから。
ビジネスにおける服装は、今後さらに多様化していくと思います。
楽チンさ・快適さを求めるのも大事なことですが、自分の選択した服装で自分をどう表現していくのかを考える。
こんなことも今後大事なんじゃないかと考えています。
本日もお読みいただきありがとうございます。
また次のブログでお会いしましょう!